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地震時の安全性、機能継続の観点から重要な非構造部材に関し、耐震診断指針を新たに定めました。この指針は、新築の建築物を含む幅広い目的で利用可能な技術情報となっています。

本指針では、構造躯体の耐震性能が確保されている鉄筋コンクリート造・鉄骨鉄筋コンクリート造及び鉄骨造の建築物の非構造部材のうち、壁（外壁、間仕切り）、開口部（窓、ドア）、屋根及び天井に設けられるものをその対象としています。目視を中心とした「1次診断法」と、図面情報等を収集して行う「2次診断法」について、調査の方法、各部位別の評価の方法、それらに基づく耐震性の判定方法等を定め、解説を加えています。さらに、本診断法の適用例とともに、各種非構造部材の地震被害例などを参考資料として掲載しています。

非構造部材を対象とした耐震診断基準等としては、複数の既往の基準類が存在し活用されていますが、本指針は、広い範囲の建築物及び非構造部材を適用対象とするほか、改修が必要な部材を抽出し具体的な対策につなげることに適したものであるなどの特徴を有しており、新築の建築物の設計時にも参考として利用できる内容となっています。

建築物の所有者・管理者、設計者、施工者及び建築行政・営繕担当者等に！

既存ブロック塀等の耐震診断基準・耐震改修設計指針・同解説 発行：2019/02/28	既存鉄筋コンクリート造煙突の耐震診断指針・同解説 発行年月日：2015/03/31
建築士のための擁壁設計入門 発行年月日：2019/03/16	国の機関の建築物の点検・確認ガイドライン　平成２９年版 発行年月日：2017/10/05 ※こちらは、平成29年版です！！
施設管理者のための建築物の簡易な劣化判定ハンドブック　平成3... 発行年月日：2018/12/25	第2版　建築物のライフサイクルコスト　平成31年版 発行年月日：2019/05/10